2019/06/09 17:19
6月の誕生石は真珠（パール） 。
貝の涙とも言われる真珠。
真珠は正確に言うと、天然石ではありません。
古くから人は一部の貝の体内からしか採取できない真珠に畏敬の念を抱き、高価な宝飾品としての価値を見出してきました。
今ではムーンストーンと並んで、特に日本では6月の誕生石として不動の地位を築いています。
皇室の女性方がパールの上品なアクセサリーを多く使用されていることもあり、老若男女を問わず、格式の高い宝飾品として愛されています。
真珠の石言葉は「純粋無垢」。
照りがあり気品のある白色が純真な少女をイメージさせ、清楚でみずみずしいイメージが女性の象徴とされています。
これらのことから、古来より女性のお守り石とされ、健康、安産、家庭円満、ホルモンバランスを整える効果があると言われてきました。
また邪気を祓い、持ち主を守ってくれるとも言われ、古くは漁師たちが海難事故から身を守るために身につけていたとも言われています。
真珠は母貝の生息域により、淡水パールと海産パールにわけられます。
海産パールの代表は、アコヤ貝。
日本でも養殖がさかんで、良質の真珠が生産されています。
実は日本は、海産パールの採れる北限域。
日本近海のものは良質の貝が多いとされ、人気があります。
海産パールは9mmを超えると価値が一気に高くなります。
そこまで大きく育つ粒が少ないからですが、フォーマルな席で身につけるパールを購入されるのであれば、一生ものとして価値の高い、9mm以上のものがお薦めです。
淡水パールは海産パールに比べるとお手頃な値段のものが多く、安価な価格帯のアクセサリーで使用されているものは、ほぼ淡水パールと考えて間違いありません。
古くは琵琶湖や霞ヶ浦で養殖されていましたが、今では日本産の淡水パールは少なく、現在、その多くは中国産です。
琵琶湖真珠は琵琶湖固有のイケチョウ貝から採れる、日本固有の真珠として有名です。
淡水真珠の特徴は無核真珠な点で、そのためにドロップやボタン、オーバルやラウンド型など、様々な形が生まれます。
真珠の持つパワーは、どちらも同じとされていますので、それぞれの良さをふまえて、ご自身のお好みにあわせて選ばれると良いと思います。
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